TBSで毎週土曜日朝7時に放送されております
「東京VICTORY」
2020年東京オリンピック・パラリンピックを目指す
トップアスリートをゲストに招き
「選手の人生」と「競技の魅力」
そして「東京五輪の楽しみ方」を掘り下げるトーク番組
本日11月21日放送分のゲストは
「近代五種 才藤歩夢選手」
さて、この「近代五種」というスポーツ。
れっきとしたオリンピック種目なのですが、
聞いたことがあっても実際にどんなスポーツなのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。
ではこちらをご覧ください。
このように、
「近代五種」
とは選手1人で
①水泳
②フェンシング
③馬術
④ランニング
⑤射撃
の5つの種目を行い、順位を決める競技。
「キング・オブ・スポーツ」と言われ、
ロシアやハンガリーなどヨーロッパで人気があるとのこと。
5種目の由来は、19世紀ナポレオン戦争における伝令兵の行動がもとになっており、
1912年ストックホルム五輪から正式競技に。
当初は1日1種目、5日間で行われており、その優雅さから
”貴族のスポーツ”と呼ばれていたそう。
ところが1996年アトランタ五輪から1日5種目に変更。
選手は早朝5時半に集合。種目ごとに会場を移動し、
競技終了は開始から14時間後。
一気に”過酷な競技”へと変わりました。
さて、そんな近代五種に取り組まれているのが
「才藤歩夢(さいとうあゆむ)選手」
現在24歳で、2019年全日本選手権優勝。
そしてアスリートとしての活動とは別にモデルもされており、
フランス名門ブランド「カルティエ」にも起用されています。
このモデル活動について才藤選手は、
『スポーツではないところで近代五種を発信することで、もっと人気の幅が広がるかなと思う。』とのこと。
才藤選手は他の選手にはない珍しい戦術をとっており、
それはフェンシングは「左手」、射撃は「右手」で戦うというもの。
両利きの才藤選手。種目で使う腕を分けることによって余力が残り、
気持ち的にも余裕ができるとのこと。
この後は、11月26日~29日に行われる
「第60回 近代五種 全日本選手権」に出場し、大会2連覇を目指すそうです。
番組の最後で夢を聞かれた才藤選手。
『競技で結果を出すのが一番。
その次に近代五種という種目が広がっていけばいい。
まずは5種目みんなが言えるのを目標に。
さらには会場に足を運んでいただきたい。
というのが選手としての目標です。』
と力強く話されていました。
ぜひ夢を実現していただきたいです。
番組途中では未来を担うキッズの紹介も。
近代五種に姉妹で挑戦している、中学生の
太田楓(おおたかえで)さんと
太田捺(おおたなつ)さん。
2019年U-17ユース世界選手権で日本人初の金メダルを獲得。
夢は姉妹での2024年パリ五輪出場。
こちらにも期待です。
調布にあります東京スタジアムで5つの種目すべてが行われるように準備が進められているとのこと。
今回この番組を観ていたらとても興味がわいてきました。
特に射撃とランニングを組み合わせて行う
「レーザーラン」
射撃と800m走を交互に4回行います。
ぜひ会場で見てみたいものです。
才藤歩夢選手のプロフィールはこちら