昨日1月31日に開催されました
第40回大阪国際女子マラソン
優勝はワコールの一山麻緒選手!!
日本記録更新を目指し、スタートから日本記録ペースで飛ばす一山選手。
しかし中盤から少しずつペースが落ち始め、最後惜しくも記録更新はならず。
レース後のインタビューでは悔しさから涙を見せる場面も。
それでも大会新記録となる2時間21分11秒での優勝は素晴らしい結果です。
一山選手、優勝おめでとうございます!
【ハイライト&優勝インタビュー】
第40回大阪国際女子マラソンハイライト
一山麻緒選手の優勝インタビューもお届けします
そしてもう一人の東京オリンピック代表、天満屋の前田穂南選手ですが、
前半で一山選手に離されるものの、その後は安定したペースで走り続け、
自己ベスト更新で2位に。
きっちり自己ベスト更新するところはさすがです。
前田選手、お疲れ様でした。
レース後の記者会見で、両選手とも事前の練習があまり上手くいかなかったという話をされていました。
やはり日本記録更新のためには、完璧な練習に万全の体調、最高の気候コンディションがそろわないと中々難しいのでしょうね。
それでも今日の走りが、次の本番に向けてのいいステップになったのではないかと思います。
東京オリンピックに期待ですね!
さて、今回の大阪国際女子マラソン。
私はテレビ中継を見ていたわけですが、その感想を一言で表すならば、
「めちゃめちゃおもしろかった!」です。
何がそんなにおもしろかったのか。
そのポイントは次の3つ。
・日本記録更新という明確な目標に挑戦する一山選手、前田選手。
・それをサポートするペースメーカーの川内選手、岩田選手、田中選手。
・国内メジャー大会ではおそらく初となる周回コース。
海外ではよくある形式なのかもしれませんが、国内では本当に異例の大会ですよね。
とっても新鮮で、マラソンの新たな楽しみ方が発見できました。
オリンピックやその選考会のような、誰が優勝するかの勝負にこだわった大会もおもしろいですが、
今回のタイムにこだわった大会もおもしろいものだと実感しました。
日本記録に果敢に挑戦する姿。
終盤、記録更新は厳しくなるものの、それでも懸命に走る姿に私は目が離せませんでした。
そして周回コースのラスト一周に入ったときの鐘!!
まさかマラソンの大会であの鐘の音が聞けるとは!
思わず興奮してしまいました。
そしてその激走を支えたのが男子ペースメーカー。
先頭の一山選手には川内選手、岩田選手がサポート。
これがまたかっこいい!!
時計と手にメモしたタイム表を見て正確なラップを刻みつつ、時折振り返り選手の様子を確認しペース調整。コース上に滑りやすい箇所があればそれを伝え、そして終盤には選手に激励の声かけ。
本当に素晴らしかったです。
今回の大会ポスターには
『超えろ。チームJAPAN』とあります。
まさに選手、スタッフ一丸となっての今回の大会。
マラソンは個人種目ですが、今回に限っては団体種目のような、
チームとしての一体感が感じられました。
チームって、いいものですね。
【川内優輝ペースメーカー挑戦記】
テレビ中継には入らなかった幻のゴールシーン&川内が語るマラソンの魅力とは!?
それから周回コース。
今回のテレビ中継での新たな楽しみ方は、後方の選手も見れるところ。
レース途中から周回遅れの選手が出てくるので、その選手の走りも見ることができます。
普段の中継では先頭集団から第三集団ぐらいまでしか映りませんからね。
川内優輝選手の奥様の川内侑子選手も途中で確認できました!
とても素晴らしい大会だったので、これから毎年一回ぐらいはこのような形式の大会を開催してほしいと思いました。
最後に、この大会の公式サイト、ツイッターがまた見ごたえたっぷり。
【第40回 #大阪国際女子マラソン🏃♀️ ハイライト】
— 大阪国際女子マラソン (@owm_ktv) 2021年1月31日
東京五輪日本代表🇯🇵#一山麻緒 選手が大会記録更新となる2時間21分11秒で優勝❗️異例の周回コースで行われた大会をもう一度ご覧ください✨ pic.twitter.com/QB9Ds6SBkA
そして公式YouTubeチャンネルで観られるこちらの番組は川内選手も絶賛!
「走ることが、私のすべて。」女子マラソン 前田穂南 ドキュメンタリー
いよいよ明日は #大阪国際女子マラソン
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) 2021年1月30日
レース前ラストツイートです。
名前と記録しか知らない選手と、少しでも背景を知っている選手では、同じレースを見ていても感じ方が変わります。
少し長い動画ですが、お時間のある方は事前に視聴しておくと、前田選手と一山選手のことが色々わかりますよ。 https://t.co/7sFJr521VX
大阪国際女子マラソン。
本当に素晴らしい大会でした。
選手、スタッフ、関係者の皆様。
本当にありがとうございました。
【official】2021 Osaka Women's Marathon full version/第40回 大阪国際女子マラソン