「全日本大学駅伝」駒澤大アンカー花尾恭輔選手がレース後に語った意外な一言とは?☆20211107

 

本日11月7日に開催されました

第53回 全日本大学駅伝

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優勝は

駒澤大学!!

去年に引き続いての2連覇となりました。

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レースは各チームの有力選手が期待通りの活躍を見せる大熱戦!

2区で順大三浦龍司選手が見事なスパートでトップに立つと、

3区では出ましたヴィンセント選手!!(東京国際大

またしても区間新!

7区のエース区間では駒大田沢廉選手がさすがの走りでトップに躍り出ます。

 

しかし本日の本当の見どころはここからでした。

 

迎えた最終8区。

8キロを過ぎて青学大・飯田貴之選手が駒大・花尾恭輔選手に追いつくと、

飯田選手花尾選手の右側後方、ほんの体半分ほど下がった位置に付け、

レースが進んで行きます。

完全に並走するわけでも、ぴったり後ろに付くわけでもなく、

ほんのちょっとだけ下がった絶妙な位置。

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通常、ぴったり後ろに付いた方が後ろの選手は有利。

もしくは抜くのであれば一気に行くか。

しかしこの絶妙に微妙な位置取りのまま進む展開に、

実況、解説陣は両選手の余力とこの後の展開を予想します。

 

私も両選手の今の気持ちを想像し、自分だったらどうするか考えます。

 

青学大・飯田選手はおそらく花尾選手を抜いて先頭に立ちたい。

しかし今ここで先頭に立ってしまうと最後に抜き返される恐れがある。

なのでこのまま後ろに付いていたい。

しかしあまりペースが遅くなると3位が追いついてくる可能性もある。

(実際に2度ほど大きく振り返り後ろを確認。)

なので、

斜め後ろから花尾選手にプレッシャーをかけペースを保ちつつ、

途中スパートした花尾選手をさらに最後逆転する作戦。

 

駒大・花尾選手は、後ろに付かれると相手が有利になるのでそれはイヤ。

いっそのこと早く飯田選手に抜いて欲しい。

しかし一向に抜いてこない飯田選手。

ただこれ以上ペースを落とすと3位に追いつかれるのでそれもできない。

かといってペースを上げてこのまま逃げ切るのも難しいか。

なので、

途中スパートした飯田選手について行き、最後に逆転する作戦。

 

『お互いに相手のスパート待ち状態。』

私はこう分析しました。

 

「高度な心理戦が繰り広げられています!」とテレビの実況。

解説陣は青学大・飯田選手が体力的に有利とみています。

確かにここまでの展開は飯田選手が有利でしょう。

しかし、駒大・花尾選手も実は体力を温存していたらおもしろいな、

なんて思いながら、どちらが先に動くのかハラハラドキドキしながら見守ります。

 

すると残り2キロ。

少しづつ両選手の差が開いていきます。

苦しい表情の青学大・飯田選手。

駒大・花尾選手のスパートです!

 

そしてそのまま逃げ切りゴール!!

手に汗握る熱戦でした。

 

 

ただ本日の見どころはまだ終わりません。

 

レース中、どこか弱気な表情に見えた駒大・花尾選手。

しかしゴール直前、勝利を確信すると満面の笑顔に。

そしてまさかの渾身のダブルピースでゴール!!

(いや”2連覇”のピースだからまさかではないのですが。)

 

ゴール後のインタビューでは、

高い声でハキハキ爽やかに話します!

(しかもマイク両手持ち!ヤバい、かわいい!!)

レース中とは別人みたいですね。

 

そしてこの日解説の大迫傑さんからの質問が今回の勝負の核心をつきました。

「自分だったら青学大・飯田選手の後ろに着きたいと思うかもしれないのですが、

どういう思いで走っていたのですか?」

との問いに、

 

『自分の走りをやる。

(飯田選手を)前に出したくないし、

後ろに引いたら負けだと思っていました。』

と言い切った駒大・花尾選手。

 

いや、ホント素晴らしいです。

この回答には大迫さんも思わず

「凄いですね・・・。」と、

心底感心した様子でした。

 

素晴らしい走りと、その源となるメンタルを披露してくれた花尾選手。

本当にお疲れ様でした。

そして優勝した駒澤大学。

本当におめでとうございます!

 

 

一方、2位となった青学大・飯田選手。

ゴールと同時に倒れ込み、声を上げ泣いていました。

 

負けたことの単純な悔しさだけではなく、

自分の走りができなかった後悔のようなものが私には感じられました。

途中、一度でも先頭に立っていれば結果は違ったものになっていたかもしれないし、

また結果はダメだったとしても、気持ちの上では納得できたところもできていたのかもしれません。

 

ただ、まだ次があります。

この悔しさは箱根駅伝で晴らすしかないですね。

 

 

競技の結果だけではなく、

選手の心情、内面を想像し、注目してみるとまた更に違った一面が見えてきますね。

 

 

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