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世界最長のマラソン大会（1ステージレース）
『本州縦断・青森～下関1550kmフットレース2021〈SPECIAL〉一斉スタート』
大会17日目（2021年5月10日）
【本日の走行ルート（予定）】
（大会スタート前の予定）
和田山(兵庫県朝来市) 3:30－鳥取(鳥取県鳥取市) 18:30 88km
（スケジュール変更後の予定）
武生(福井県越前市) 3:45－美浜(福井県美浜町) 18:30 55km
（大会コースマップより抜粋）
【道中記】
本日の目的地は約55km先の美浜町。
そのため昨夜のうちに入念に計画を立てました。
ポイントは２つ。
①敦賀への長い峠越え。
②敦賀から美浜までの峠越え。
まず１つ目。
8号線福井バイパスからそのまま8号で海側に抜けて、
しかし大会推奨ルートは、越前市から365号で南側に進み、
北国街道、木ノ芽峠トンネルを通るルートとなっています。
歩道がない上に交通量も多く、とても危険なためと思われます。
そのため推奨ルートの365号、476号で敦賀へ向かう訳ですが、
木ノ芽峠という峠を越えなければならないため、これはこれでまた大変。
越前市からの長い長い登り坂。
そして、途中約23kmの間コンビニ等が何も無いデスゾーン
が待ち構えています。
その時は最後疲労でヘロヘロになりました。
そして2つ目。
今回はそんな敦賀への峠越えをした後、
美浜に向かってさらに関峠というもう一つの峠も越えなければいけません。
今回の予定距離は55kmとそこまでではありませんが、
左脚を肉離れしている今の状況では相当な困難が予想されます。
以上の点を踏まえ、出発時刻を決めます。
昨日は1キロ12分ちょっとのペースで進めていますが、
本日は登り坂。やはり1キロ15分は見ておいた方が無難。
となると4kmで1時間。55kmで約14時間。
4時出発で18時着。
暗くなる前に確実に着きたいのでもっと早く出たいところ。
しかし今日のこの区間。5km地点を過ぎた辺りで一部歩道が無くなります。
そこを暗い中通るのは危険。
なので暗くなる前に出発し、明るくなるころに5km地点に到着するよう調整。
というわけで本日の出発時刻は午前3時45分に決定。
そしてもう一つ。
まずはなんとしても敦賀駅までは進んで、
その時の状態によっては先に進まず、敦賀駅前のホテルに宿泊することとします。
以上の計画を立て、17日目スタートです。
出発は予定通り3時45分。辺りは当然真っ暗。
ライトを着け進みます。
ここは歩道があるのでまだ安心です。
17日目の4km地点：4時35分
行松交差点を左折し、国道8号福井バイパスから北国街道365号へ。
この先で一旦歩道が無くなります。
計画通り辺りが明るくなってきました。
南越前町に入ります。
17日目の15km地点：6時52分
ゆるい登り坂を進みます。
辺りはだいぶ山っぽくなってきました。
17日目の27km地点：9時17分
結構な急坂を登り、
17日目の28km地点：9時20分
越前市からの長い長い登り坂が終わり、
木ノ芽峠トンネルに着きました。
2km近い長くて真っすぐなトンネルです。
17日目の30km地点：9時45分
トンネルを抜けるとそこは敦賀市。
ここからは敦賀駅まで約10kmで高さ300mを一気に下ります。
しかしここで思わぬ誤算が。
ここは8号の迂回路のため、本来交通量は多くないはず。
2年前に通った時は実際少なかったのです。
しかし今回は大型トラックがガンガン通ります。
どうやら北陸新幹線関連の工事のようで、
2年前はゴールデンウイーク中の通過だったのですが、
本日は平日ということで工事車両が頻繁に通ります。
この区間は歩道が無い箇所も多く、
大型トラックが近付く度にガードレールにへばりついてやり過ごします。
17日目の40km地点：11時45分
峠も無事越えて、23kmぶりのコンビニへ。
敦賀駅前を通り過ぎます。
ここまで順調。まだ12時前。
予定通り美浜まで行くことにします。
17日目の44km地点：12時35分
「CP20.西野神交差点・県道225号線分岐点 （873.9km）」（福井県敦賀市）に到着。
17日目の49km地点：13時35分
関峠に到着。
美浜町に入ります。
17日目の52km地点：14時17分
富山の魚津以来、久しぶりの海。
17日目の54km地点：14時36分
若狭湾、美浜の美しい海です。
17日目の58km地点：15時39分
Aコープに立ち寄り晩御飯を購入。
美浜駅近くのビジネスホテル西郷に到着です。
予定よりかなり早く着くことができました。
晩御飯を食べながら洗濯等準備をし、ブログを更新。
明日の計画を立てます。
明日も早朝スタートのため、早めの就寝です。
【本日の走行ルート（実績）】
【走行記録（ガーミンコネクト）】
「17日目（2021年5月10日）武生～美浜」
天候 ：晴れのち曇り
気温 ：最高32℃、最低14℃ (腕時計で計測)
出発時刻：03時46分
到着時刻：15時39分
走行距離：58.63km
走行時間：11時間53分11秒
ペース ：キロ12分10秒
累積高度：544m
ガーミンコネクト 走行データ：
https://connect.garmin.com/modern/activity/6753412555
【コース紹介（Relive動画）】
【攻略ポイント・反省点など】
この区間の注意点ですが、道中記にも書きましたが
過去に本州縦断フットレースに挑戦された方や
自転車等で通過された方が皆さんおっしゃっています。
自転車で日本一周されたという清宮さんという方のブログには
恐怖の敦賀トンネルの写真が。
こんなところ絶対に通りたくないです。
素直に大会推奨ルートの365号を通りましょう。
しかしこちらも大変。
武生から28kmで高さ250mの登り。
そこから敦賀駅まで10kmで高さ300mの下り。
歩道の無い区間多数。
今庄駅前から敦賀駅前まで23kmほどコンビニ等一切なし。
その間トイレは確か途中に2か所。
万全の体調で通過できることをお祈りいたします。
【各選手のチェックポイント到達状況】
※17日目（2021年5月10日 23時59分時点）
１．No.11 林原選手 19時17分（5月8日）
２．No.2 倉井選手 15時54分
「CP34.野坂トンネル入口」1433.9km（島根・山口県境）
３．No.15 濱田選手 16時38分
「CP33.市街・中吉田交差点」1395.7km（島根県益田市）
４．No.7 竹内選手 16時00分
５．No.9 奏選手 20時50分
「CP31.和江港入口交差点」1297.3km（島根県大田市）
６．No.5 高品選手 15時05分
「CP30.市街・西津田交差点」1231.3km（島根県松江市）
７．No.3 小島選手 23時35分（5月9日）
８．No.6 武井選手 10時35分
９．No.13 松本選手 19時12分
「CP28.鳥取砂丘会館前」1105.3km（鳥取県鳥取市）
１０．No.10 野田選手 8時14分
１１．No.8 中畑選手 17時34分
「CP20.西野神交差点・県道225号線分岐点」873.9km（福井県敦賀市）
１２．No.1 いちあし選手 12時35分
「CP14.境橋」608.9km（新潟・富山県境）
１３．No.12 原選手 14時09分（5月3日）※途中棄権
「CP5.市街・山王十字路交差点」179.7km（秋田県秋田市）
１４．No.14 吉澤選手 21時21分（4月25日）※途中棄権
No.2 倉井選手、下関駅にゴール！！
2位 おめでとうございます！
記録：389時間54分25秒
レース途中までNo.11 林原選手と優勝争いを繰り広げていた倉井選手。
見事に準優勝を飾られました。
そしてゴール後はご家族と共に後続選手の応援に回られていたとのこと。
No.8 中畑選手のブログにその模様が掲載されています。
ランナー想いの心優しき倉井選手です。
一方、
そのNo.8 中畑選手とNo.1 いちあし選手の差は142kmに。
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【次回予告】
走ることは未だ無理ながらも、
少しずつ回復の兆しを見せている左脚。
そんな中、肉離れ発症後の最長距離に挑む。
果たして無事舞鶴に辿り着くことはできるのか？
次回 本州縦断フットレースSPECIAL 18日目
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