12月25日に日本テレビで放送されました
『箱根駅伝 絆の物語』
第99回箱根駅伝まで1週間あまり。
美しくも過酷なレースに挑む選手・監督・裏方・兄弟…。
「絆」をキーワードに、新春の箱根路に向かう人々を描くドキュメンタリー。
大会本番前に毎年放送されるこちらの番組。
今回特に私の印象に残ったのが、
第2章として紹介された
『青山学院大学 岸本大紀 横田俊吾
中学からの友でライバル。最後は一緒に箱根へ』
です。
放送内容
をまとめてみました。
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卓球選手のような腕振りから
“よこたっきゅう”と呼ばれるフォームが特徴の「横田俊吾」。
その横田には中学時代から強力なライバルが。
それは現在のチームメイト「岸本大紀」。
2人は同じ新潟県の出身。
中学時代の対戦成績は3勝3敗の五分。
中学卒業後は横田は新潟を離れ
岸本は地元新潟の「三条高校」へ。
2019年。
2人は青山学院大学に入学しチームメイトに。
1年時のインタビューで横田は
『この大学のエースになって箱根駅伝で区間賞を取るのが目標。』
しかし先に箱根デビューを飾ったのは岸本。
1年生でエース区間の2区を任されると、
1年生日本選手2区歴代最高記録を叩き出す。
2年生のときは怪我で欠場するも、3年時にも7区区間賞。
青山学院のエースを担う。
一方の横田。
1年時は岸本の給水係。その後も箱根駅伝は不出場。
『本当に悔しかった。中学の時は競い合っていたので、
いつこんなに差が付いたんだろうと自分を責める時もあった。』
2022年 第98回箱根駅伝。
青山学院大学は総合優勝。
しかしそこには大会に出場した仲間の付き添いをする横田の姿が。
サポートに徹した横田の胸中は。
『青学に入ったのは箱根で活躍したいから。
録画はしてあるけれど、観たくない。』
チームの勝利を素直に喜ぶことができなかった横田。
そんな横田の胸の内を岸本は察していた。
『本当に箱根駅伝を走ってほしいというのが一番。
一緒にタスキを繋げられたら。』
迎えた最終学年。
横田選手は副キャプテンに。
『先頭を引っ張る機会に自分から行くようになった。
そういうところは去年と変わった。』
『「あいつならやっぱり走れるだろう」と思わせることがとても大事。
やっぱりボーダーなままじゃ面白くない。突き抜けたいなって思う。』
2022年11月の全日本大学駅伝。
大きく出遅れたチーム。
しかし横田は11位で走り出すと6人抜きで5位に。
その横田を中継所で待っていたのが岸本。
『渡される前に俊吾の姿が大きく見えてきて、
やっぱりこの4年間一緒に頑張ってきてよかったなと。
タスキリレーをして涙が出そうになったくらい本当にうれしかったです。』
2人がタスキを繋ぐのはこれが初めて。
遠くにあったその姿に横田はようやく追いついた。
友と一緒に戦う最初で最後の箱根駅伝。
『区間賞を自分と岸本の2人で取って優勝が一番いい。』
ラストチャンスに懸ける横田の箱根への想い。
それを知る中学からのライバルであり友の岸本。
最後は一緒に箱根へ。
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たぶん岸本と最初で最後の襷渡し(?)
— 横田 俊吾 (@Shun_00inakamon) 2022年11月5日
新潟県リレーしてきます!!
当時の新潟県チームのお世話になった方々へ、僕達はこんなに大きくなりました!!
では、いってきます!!
あと、4区に学石集まりすぎ#山王と分水#プライド大作戦
左 2015年 右 2022年 pic.twitter.com/L5VVfDNpOv
— 横田 俊吾 (@Shun_00inakamon) 2022年11月8日
箱根駅伝は
「どこのチームが優勝するのか。区間賞はどの選手か。」
と競技として楽しむ見方ももちろんありますが、
この『絆の物語』で取り上げられたように、
各選手のこれまでの歩みに注目する楽しみ方もあります。
中学からのライバルであり友でもある横田選手と岸本選手。
その2人が揃って出場する箱根駅伝が見たいです。
そしてそこで2人のタスキリレーが見られたら最高ですね。
【✨第99回 #箱根駅伝 まであと8⃣日!🏃♂️】
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) 2022年12月25日
📣お知らせ
本日ごご4時〜日本テレビほかで放送の
「箱根駅伝 絆の物語」は
放送後1週間 #TVer で無料配信されます⚡️
放送を見逃した方、お住まいの地域で放送されなかった方は
こちらでお楽しみ下さい💫https://t.co/SCITGSOHYu