前回の記事に青山学院大学関連で追記したいことがあったため
新記事としてアップ。内容が一部重複しますがご容赦ください。
1月3日に開催されました
第99回 箱根駅伝『復路』
駒澤大学関連はこちら↓
往路で首位の駒澤大学から2分2秒差の3位となった
青山学院大学。
この復路で大逆転が期待されましたが、
優勝争いの行方は意外な形で決着が着くことに。
それは復路開始早々の6区。
青学はなんと区間最下位。
残りの区間の結果を待つことなく
実質的にここで青学の優勝の目は無くなってしまいました。
レース後の原晋監督の話によると、
当初5区、6区で予定していた選手が怪我、体調不良のため
出場できなくなり、急遽西川選手が出場することになったとのこと。
この6区を走った4年生の西川選手はこの日が学生3大駅伝デビュー。
最初で最後の箱根駅伝。
長い間苦労を重ね厳しい練習を積み、ようやく立つことのできた晴れ舞台。
しかしそこに待っていたのはつらい現実でした。
この苦い経験を次に生かして…、と思うのですが、
西川選手は大学卒業は一般企業に就職。
陸上競技はこれで引退することが決まっていました。
この悔しさ、苦しさをこの先陸上競技で晴らすことはできないのです。
もうどうすることもできないこの感情。
西川選手の胸の内を想像するととても苦しくなります。
西川選手にはこの日のことをなんとか乗り越えてもらって、
いつの日か明るく振り返られる日が来ることを願っています。
大会当日に出場全選手のピークを持って来なければならない難しさ。
特に箱根駅伝の場合はそれが10選手も。
今大会ではそんな駅伝の難しさを改めて感じさせられました。
原晋監督は「私の責任」とコメント。
これまでは陸上競技界に新しい風を巻き起こした
「若手」とも言える立ち位置だった原晋監督。
しかし今大会をもって駒澤大学の大八木監督が退任。
そして原晋監督よりもさらに若い立教大学の上野監督も台頭してきました。
原晋監督のこれからの巻き返しに期待です。
今大会では実力を発揮できない選手が多かった青山学院大学ですが、
そんな中、意地を見せたのが
9区の岸本大紀選手。
復路のエース区間の9区で
区間記録にあと少しまで迫る歴代2位の記録で
見事区間賞!
特に8km過ぎで一度に5人をぶち抜いた場面は圧巻でした。
【✨第99回 #箱根駅伝『復路』🏃♂️ 】
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) 2023年1月3日
ただいま日本テレビ系で生中継📡
番組公式HPで、9区ハイライト動画を公開中!!#青山学院大学 #岸本大紀 選手5人抜きで3位浮上!
続きはこちら🎦https://t.co/QS3Eo2vyLp
1年生のときに2区を任されるなど期待の大きかった岸本選手。
しかしケガに泣かされることも多かったこの4年間。
最後に青学を3位まで押し上げ、大きな仕事をやってのけました。
そんな岸本選手ですが、
卒業後はGMOインターネットグループに進まれるとのこと。
岸本選手の今後の更なる飛躍に期待です。