一年後の明日、青森から下関まで走ります!!

東京喜多マラソン2「走れ!初マラソン」★20120603

 

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いよいよ迎えた初マラソン大会当日。

 

昨晩は眠れそうにないと思っていたが、案外眠れたようだ。

支度をし、会場に向かう。

昨日のうちに準備は全て済ませてあったし、

前日受付で一度会場にも行っているので、気持ちには余裕がある。

 

天気は晴れ。前日の予報では雨のようだったが、変わったようだ。

そして暑くなるらしい。どうやら厳しい戦いになりそうだ。

 

駅でトイレを済ませ、荒川の土手に出る。

昨日とは違い、多くの人がいる。

アップをしている人もいる。見るからに速そうだ。

会場に着くと、何やらテントに行列ができている。

当日受付の列だ。

やはり昨日受付しておいてよかった。

 

走れる格好になり、荷物は荷物置き場へ。

各自自由に置くシステム。

万が一のことを考え、貴重品は持って走ることに。

 

集合時間になったのでスタート地点に行くと、

なんとここで聞き覚えのある音楽がスピーカーから聞こえてくる!

そう、ラジオ体操だ!!

どうするんだ?やはりこれはしたほうがいいのか?

あたりをうかがっていると、みな一斉にラジオ体操をし始める。

すごい!大の大人がみんなラジオ体操をしている!

そこで私も周りに合わせるようにラジオ体操をする。

数十年ぶりだ。実に懐かしい。

 

ほどなくして体操が終わる。

『よし、もう少しでスタートだ!』と思った次の瞬間、

スピーカーから遠い昔に聞いたことのある音楽が鳴り響く!

 

ラジオ体操第2だ!!!

 

ざわつく会場。

さすがに第2までするとは思っていなかった人が多いようだ。

小学校で習ったときのことを思い出し、なんとかついていく。

なぜ第2までするのか。これにはちゃんとした理由がある。

それは、この大会の主催者は「北区ラジオ体操連盟」なのだ。

ここではラジオ体操をしないという選択肢は存在しない。

 

こうして無事ラジオ体操が終了し、間もなくスタートだ。

スタート地点に移動し、整列する。

細かいブロック分けはなく、速い人が前、遅い人は後ろといった具合に

各々なんとなく並ぶ。

私は当然一番後ろの方だ。

スタートの合図を待っている間、

実際には短い時間なのだろうが、今はとても長く感じる。

 

 

 

そして9時30分、ついにスタート!

荒川河川敷に用意されたマラソンゲートをくぐり、走りだす。

私の、マラソンランナーになるための闘いが始まった。

 

スタートしてしばらくは集団のまま。

周りに注意し、接触しないよう気を付ける。

 

しばらくして前方に人が密集している様子が見える。

給水所だ!

早くも人が殺到している。

自分は給水を取るつもりはなかったのだが、

気付いた時にはもう人込みの中だった。

周囲の人と接触してしまう。

失敗した。給水を取らないのであれば、

あらかじめ給水所とは反対側の空いている方を通ればよかった。

これからは足元だけではなく前方も良く見て、

空いている方を走ることにする。

 

少しするとだいぶ人もばらけてきて、

走りやすくなってきた。

周りの迷惑にならないよう、基本端に寄って走り、

混んでいる箇所などではできるだけ空いている方を走るようにする。

 

突如後ろから自転車に追い抜かれる。

大会関係者かと思って見たが、どうやら普通の通りすがりの人のようだ。

ここ荒川河川敷はサイクリングコースになっている。

おそらく使用許可は取っていても、占有許可はとっていないのであろう。

何もわざわざ今ここを自転車で走らなくても、と思ったが、

それは向こうも同じ気持ちだろう。お互い様だ。

 

すると今度はなんと車がコースを横切っていく!

大会中にどうして!と目を疑ったが、

コース脇のところどころが駐車場になっていて、時折利用する車が通るのだ。

これも仕方がない。

 

しかしここまで、まったく以前の大会レポ通りだ。

コースど真ん中を疾走する自転車。

コース上を横断する車。

 

となれば、やはりあれもくるのだろうか。

ひそかに期待しつつ走っていると、ついにそれが姿を現した!

 

野球少年だ!!

 

野球帽をかぶり、ユニホームを着た絵に描いたような野球少年たちが

コース上を横断していく。

 

コース上を横断する野球少年。

噂は本当だった。

恐るべし東京喜多マラソン

  

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