新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、本日1月2日と3日に渡って開催されます箱根駅伝。
日本国内には様々な駅伝大会がありますが、
「箱根駅伝」は大学生が参加する「三大駅伝」のひとつに数えられています。
当記事では、「三大駅伝」とは何か?それぞれの違いは?
という疑問に対する答えをまとめてみました。
「三大駅伝」とは?
・出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)
・全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)
・箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)
以上の三つの駅伝大会のこと。
「大学三大駅伝」、「学生三大駅伝」とも言われています。
「出雲駅伝」とは?
正式名称
「出雲全日本大学選抜駅伝競走」
大会概要
三大駅伝の中で全体の区間が最も短く、スピード駅伝になるのが特徴。
1989年開始。
毎年10月第2月曜日(スポーツの日)に開催される。
出場資格、参加チーム数
各地区に1ずつ配分された基本枠8チームと、
前年度大会で1位~12位のチームの所属する地区学連の数を出場枠として配分された
成績枠12チームの計20チームと国外1チーム。
※出場枠が1の地区においては、
「選抜チーム」または「単独校チーム」どちらかを選ぶことができる。
開催地、コース
島根県出雲市にて開催。
出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム前の6区間45.1km。
1区 8.0km
2区 5.8km
3区 8.5km
4区 6.2km
5区 6.4km
6区10.2km
計 45.1km
公式サイト
「全日本大学駅伝」とは?
正式名称
「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会」
大会概要
大学駅伝日本一を決定する大会。
1970年開始。
毎年11月第1日曜日に開催される。
出場資格、参加チーム数
シード校や全国8地区の選考会を勝ち抜いてきたチームなど計25チーム。
開催地、コース
名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮の8区間106.8km
1区 9.5km
2区 11.1km
3区 11.9km
4区 11.8km
5区 12.4km
6区 12.8km
7区 17.6km
8区 19.7km
計 106.8km
公式サイト
「箱根駅伝」とは?
正式名称
「東京箱根間往復大学駅伝競走」
大会概要
関東地方の大学駅伝ナンバー1を決定する大会。
1920年開始。
毎年1月2日、3日に開催される。
出場資格、参加チーム数
関東学連加盟校のうち、
前年大会でシード権を獲得した上位10校と、
10月の予選会を通過した10校、
および関東学生連合を加えた合計21チーム。
開催地、コース
東京・大手町~箱根・芦ノ湖間の往復。
往路107.5km、復路109.6km、計217.1km。
1区 21.3km
2区 23.1km
3区 21.4km
4区 20.9km
5区 20.8km
6区 20.8km
7区 21.3km
8区 21.4km
9区 23.1km
10区 23.0km
計 217.1km
公式サイト
まとめ
各大会を一言で表すならば、
選抜大会の「出雲駅伝」
全国大学日本一を決める「全日本大学駅伝」
関東地方チャンピオンを決める「箱根駅伝」
といったところでしょうか。
ポイントは、
各大会の出場資格、距離、大会の歴史がバラバラなところ。
特に、駅伝に興味のある人の間ではよく知られていることですが、
「箱根駅伝」は関東地方の大学のみが参加するローカル大会であること。
全国大会だと誤解している人もまだまだ多いことでしょう。
しかし「箱根駅伝」はローカル大会でありながら、
日本テレビにより毎年全国に生放送で知名度は抜群。
大会の歴史も大正時代からと一番古い。
距離も最長でチームの総合力が問われる大会。
このようなことから、
「箱根駅伝」が「大学日本一を決める大会」
となっているのが実際のところだと思います。
また「出雲駅伝」においては、
北海道・東北・北信越地区は例年各地区の選抜チームでの参加となっており、
大学別の対抗戦となっていないところも注目です。
そのため地方の大学にとっては、チームとして参加できる全国大会は
「全日本大学駅伝のみ」という現実があります。
以上のことから、
「三大駅伝」と称される
出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の三つの駅伝大会。
しかしながらその各大会は、
それぞれ全くの別物と言えるのではないでしょうか。
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