一年後の明日、青森から下関まで走ります!!

2021年4月24日、本州縦断フットレースに挑戦します!

初練習は「42キロ歩く」こと★20120303

 

10km通過。時刻は11時40分。
「よし、予定通りだ。」
心の中でそう呟き、強くうなずく。
 
 
先週、東京マラソン2012を観戦し、マラソンに挑戦することを決意。
今日がそれから待ちに待った初の休日。
ラソンに向けての記念すべき初練習の日だ。
その初練習で私はどうしてもやりたいことがあった。
それは「42キロを歩く」ことだ。
普通はこんな練習はしないであろう。
それでは一体なぜ42.195kmを「歩く」のか。
これには私なりの理由があった。

話は今から一年前、2011年の春に遡る。
当時、スポーツなど全くしていなかった私は、
自分の体力が衰え始めていることを感じていた。
考えてみれば最後に運動したのなんて高校の体育の授業の時だ。
これはまずいと思った私は、通勤時に一駅分歩いたり、
できるだけ階段を利用したりして運動不足を解消していた。
 
そんなある日、ふと「自分は一体どこまで歩けるんだろう?」
という疑問が湧いてきた。
思い返すと高校時代に2時間歩いたことがあった。
「よし、3時間歩いてみよう!」
そう思い立った私は家を出て、頭の中に浮かんだなんとなくのコースに沿って
歩き始める。そして歩き続けおよそ3時間半ほどで帰宅した。
この3時間半歩くという行為は本当に楽しかった。
今まで歩いたことのないところを歩く「ドキドキ感」。
見たことのない建物やきれいな景色を見た時の「楽しさ」。
無事家に帰って来れた時の「安堵感」。
これらの感情によってすっかり「歩く」ことに魅せられた私は、
この後およそ一年間、休日の度にあちこち長い距離を歩くようになるのであった。
 
 
20km通過。時刻は13時20分。
「順調、順調。」
 
 
一年たった今。
私はもう充分歩き切ったと思っていた。
最初のころは長い距離を歩くと、息が上がったり筋肉痛になったりしたが、
今はもうそんなことはない。
時間さえかければどこまででも歩いて行ける自信があった。
そんな時、自分の中にある気持ちが湧いてきた。
「よし、走ろう。」と。
さらに東京マラソン2012を観戦し、マラソン挑戦を決意するのである。
 
 
30km通過。時刻は15時ちょうど。
さすがに疲れてきてはいたけど、まだ全然行ける。
 
 
そして迎えた今日。
私はマラソンに向けての初練習で
42.195kmを「歩く」ことに挑戦していた。
しかも制限時間も設けている。
東京マラソンと同じ「7時間」だ。
これには今まで一年間かけて歩いてきたことに対しての
「卒業試験」という意味合いがあった。
1kmを10分ペースで進み続ければちょうど7時間でゴールとなる。
1km10分というのはこれまで一年間ずっと歩いてきたときのペースだ。
このペースであれば絶対に42.195kmを歩き切れる。
私には絶対の自信があった。
 
 
40km通過。時刻は16時40分。
 
 
10時に自宅をスタートしたのでゴールの制限時刻は17時。
ここまで計画通りだ。
残りはあと2km。

一歩一歩進む度、ゴールと制限時間が近付き、迫ってくる。
 
そして遂にスタートしてから42.195kmの地点に到着。
そのとき偶然、近くの中学校のチャイムが鳴った。
17時だ。
私はやったのだ。
42.195kmを7時間で歩き切った。

これまで一年間ずっと歩き続けてきた成果を残すことができた。
これでもう歩くことに関して思い残すことはない。
 
私はとても誇らしい気分だった。
 

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