一年後の明日、青森から下関まで走ります!!

西山雄介がインタビューで発した『オリンピックに行きたかった。』という言葉。東京マラソン☆20240305

 

3月3日に開催されました

「東京マラソン2024」

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設定記録2時間5分50秒を破り、日本人トップ

になった選手がパリオリンピック代表となるこの大会。

 

日本記録更新ペースでレースが進む中、

8km過ぎで世界選手権代表の山下一貴選手が。

23km過ぎで東京オリンピック代表の服部勇馬選手が。

27km過ぎで日本記録保持者の鈴木健吾選手が

日本人先頭集団から脱落。

 

30kmを過ぎて日本人トップに立ったのが浦野雄平選手。

FINISH予測は2時間5分30秒!

このままいけばパリオリンピック出場決定となります。

 

その後西山雄介選手が先頭に。

35km地点でのFINISH予測は2時間5分44秒!ギリギリです!

残り3kmとなったところで解説の藤田さんから

『1km3分ペースで行かないと厳しい。

爆発的なスパートをかけていくことで少しでもタイムを稼げるのでは。

ぜひチャレンジをしてほしい。』

との声が。

 

何度も時計を見ながら走る西山選手。

40km地点でついに設定記録から37秒遅れてしまいます。

 

それでも懸命に走り、ゴール。

日本人トップはトヨタ自動車

西山雄介選手。

タイムは2時間06分31秒

設定記録に41秒届きませんでした。

 

ゴール直後、顔を手で覆い涙を流す西山選手。

 

その後20分ほど時間が経ち、

テレビのインタビューが行われます。

以下、インタビュアーと西山選手のやりとり。

 

「レースを終えての率直な気持ち、お聞かせください。」

『オリンピックに行きたかったです。』

「オリンピックへの思いは強いと思うんですけど、

日本選手トップ。自己ベストも56秒更新しています。

その点についてはいかがですか?」

『そこは(設定記録の)50を切らないと意味がないので。

そうですね。悔しいですね。』

「自分で仕掛けて前へ出ましたけど、どんな思いで前を追っていたのですか?」

『オリンピックに行きたい思いで、もう行くしかないと思って、

積極的なレースを心掛けたんですけど、駄目でした。』

「ただ今日の西山選手の走りを見て、力をもらった人がたくさんいると思います。」

『自分の走りを見て、いろんな方が元気だったり、明るくなってくれれば

それは本当にうれしいことなので、そこは本当に走ってよかったと思うので、

これからも自分の走りでみんなを明るくできたらいいなと思っています。』

「次の見据える目標を教えてください。」

『自分はパリしか考えていなかったので、

次の目標は考えられないので、またゆっくりして考えたいと思います。』

「西山選手が笑顔で終えられるレース、期待しています。」

『はい、がんばります。』

 

 

まだレース直後。

インタビューが始まる前は泣いている状態。

そこで今の気持ちを聞かれ、

声を振り絞るようにして出した言葉が

『オリンピックに行きたかったです。』

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この言葉が全てですね。

 

 

 

それにしても。

 

インタビュアーの質問がひどすぎます。

 

このタイミングで

「次の目標」

なんて聞きます?

 

人生でほんの数回しかない、オリンピック出場に挑戦できる機会。

年齢的にも状況的にも今回がおそらくはその最大のチャンス。

それに果敢に挑み、今まさに夢破れたその時。

 

気持ちの整理も切り替えもまだできていないのは

その様子を見れば一目瞭然。

 

それなのによくもまあ平気であんなこと聞けますよね。

私ならテレビとか関係なくブチ切れます。

 

西山選手、本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

日本人2位はJR東日本其田健也選手。

 

日本人3位は黒崎播磨細谷恭平選手。

 

JR東日本横田俊吾選手は自己ベスト更新!

東京世界陸上代表、期待しています!

 

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