一年後の明日、青森から下関まで走ります!!

2021年4月24日、本州縦断フットレースに挑戦します!

高橋尚子スペシャル対談「NHK桂文珍の演芸図鑑」☆20201216

 

NHKで毎週日曜5時15分から放送されています

演芸図鑑

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www.nhk.jp

 

こちらの番組に、

11月29日、12月6日と2週に渡って

シドニーオリンピック 女子マラソン金メダリスト

高橋尚子さん

が対談ゲストとして登場。

案内役は桂文珍師匠。はなきんデータランドでおなじみ!)

 

なお今回の放送は再放送となっており、

本放送は2020年7月19日、26日。

 

桂文珍の演芸図鑑」

という番組タイトルから、

よもやあの高橋尚子さんが出演するとは想像もせず、

本放送時は全く気付かず。

今回の再放送は番組表で偶然発見!

無事視聴することができました。

 

残念ながら見逃してしまったという方も

きっと多いのではないかと思いますので、

その内容をお伝えいたします。

 

また、以前私が参加した高橋尚子さんのトークショーでの印象も、

最後に合わせてお伝えします。

 

 

* * *

 

2020年7月19日放送分

 

シドニーオリンピックでのマラソンの話◇

レース終盤にサングラスを投げたことについて、

ラストスパートの合図ではないかと言われているが、

そうではなく、コース脇にいた父に渡したかったとのこと。

ただそのまま投げると並走していたバイクに当たってしまうため、

少しスピードを上げて前に出た。

すると競っていたシモン選手がついてこなかったため、

スパートをした。というのが真相だそうです。

 

また、最後スタジアムに戻ってきたときは、

後ろにシモン選手が迫ってきていることは知らなかったそう。

スタジアムが大歓声なのは、本当はシモン選手が迫ってきているからなんだけど、

自分への歓声だと思っていた。

大型モニターを観てシモン選手に気付き、

最後の200mは死に物狂いで走ったとのこと。

 

◇指導者について◇

思い出深い指導者に高校時代の陸上部顧問、中澤正仁氏を挙げた高橋さん。

その中澤氏から陸上部員全員に対して贈られた3つの言葉が、非常に自分に影響を与え、いまだに自分の核、心の支えになっているそう。

 

 

1つ目の言葉。

『何も咲かない寒い日は

 下へ下へと根を伸ばせ

 やがて大きな花が咲く』

 

これは何百回、何千回と自分の中で繰り返してきた言葉だという高橋さん。

自分は素質のある選手ではなかった。

こんなに練習していても私は強くならないんじゃないか。

そうずっと疑問に思っていたが、この言葉により、

「今は結果に表れなくても、地面に根を生やしているときだから今は無駄じゃない。」

と思えるようになったそう。

陸上を辞めた今も、

キャスターなどの仕事をするにあたって話すのが中々うまくならないときも、

同じように何度も何度も繰り返してきた言葉とのこと。

 

 

2つ目の言葉。

『疾風に勁草を知る』

(しっぷうにけいそうをしる)

 

漢語で、

「強い風の時ほど本当に強い草木がわかる。」

例えば大木でも大きな風が吹くと折れたり倒れたりするが、

笹や竹のようにしなって、

臨機応変にその場に対応できるようなものを持ちなさい。

という言葉とのこと。

 

 

 

3つ目の言葉。

『丸い月夜も一夜だけ』

 

これは中々使う機会がなかったが、

「頂点に上り詰めてもそこで鼻を高くしていないで、

しっかりと次の日から次の目標に向かってがんばりなさい。」

ということで、

オリンピックや世界記録を出した日も、その日はみんなで喜んでも、

翌日の朝からは必ず練習を再開するということを、

この言葉を思い出してずっと続けてきたそうです。

 

 

「長い年月言葉を憶えていると、その言葉が自分の中でものすごく力を発揮して、自分の行く道を後押ししてくれた。言葉というのはこれだけ長い間支えてくれるもの。今でも大切にしている。」

という高橋さんでした。

 

 

 

2020年7月26日放送分

 

シドニーオリンピックでのシューズの話◇

自分の体の一部として最後まで一緒に走るものなので、

ものすごくこだわっていた。

大会に向けて50足用意してもらった。

手作りで造られているため、同じものでも若干違う。

一回履くと、合う合わないで半分ぐらいに削られる。

残りの25足を一度全部30kmぐらい履いて走ってみる。

大会1週間前には4足に絞る。

最後その4足を現地に持っていって、

当日の足のむくみ等も考慮し、最後の1足を決めたとのこと。

 

また、足の感覚だけは鋭いところがあって、

以前トレッドミルを走っていた時に違和感を覚え、

機械を分解し調べてもらったところ、

ベルト部分に一か所だけガムテープが貼ってあった。

走っていてリズムも違ったので、気付いたそう。

 

◇現役時代の練習の話◇

多い時は1日80km。

まず朝ごはん前に、

世界一厳しい小出監督の練習で42km。

その後、遊びの練習(自主練)で10km。

そして昼練習で30km。

月間で1400km。

 

スピード面でアフリカ勢に負けていたとしても、

練習量は絶対に負けていないというのがあった。

それが私たちの武器。

 

それと毎日腹筋を2000回していた。

朝1000回。昼1000回。

こう言うと驚かれるけれど、大丈夫。

「顔洗う。」「歯を磨く。」「腹筋1000回。」

のルーティンでやると、そんなに大変じゃない。

 

◇マラソン、ジョギングの楽しみ◇

100人いたら100通りの楽しみ方がある。

みんなが、「走るのが楽しい」という風に変わってきた。

ラソンをしている間は考え事ができる、自分と向き合う時間。

悩み事がポジティブな気持ちで解決できるのがいいところのひとつ。

走り終わるとすっきりする。

 

東京オリンピックの1年延期について◇

選手には、逆にそれだけ時間をもらえて、

成長できる時間にできるというふうにポジティブにとらえてもらいたい。

いつもやれている練習ができない、というのであれば、

逆に自分に足りていないところを見返す時間になる。

 

自分もオリンピックの1年前の世界陸上を棄権している。

3か月走れなかった。

その間、メンタルトレーニングの勉強をしたり、

他の人が3時間走るのであれば、私は6時間歩こうとか、

そしたら今までにないスタミナを付けられるし、

自分の違う力を発揮し、自分の足りない部分を補うことができる期間になる。

工夫をして練習をしていくことで、自分を見つめ直す時間にできる。

 

一瞬一瞬をがんばり、がんばることを続けるということが、

結局は、遠い未来を見るよりも、一番未来を変えられることだと思う。

 

文珍さんに「もう一度お願いします。」と言われ、)

 

一瞬一瞬をしっかり充実した日々を過ごすこと。

24時間というのは誰にも与えられた本当にチャンスの時間。

先のことより今日やることを必死にやれば、

未来はどんどん変わっていくと思う。

 

* * *

 

 

高橋尚子さんの高校時代の話。

現役時代、オリンピックの話。

現在のコロナの状況を踏まえての話。

 

どれも本当に心に残るものばかりでした。

そういう意識や考え方が、普段の練習に繋がり、

大会での結果に結びつくのだろうなと思わされました。

 

 

私は今から7、8年前に、東京マラソンの前日イベントで

高橋尚子さんのトークショーに参加したことがあるのですが、

そこで度肝を抜かれました。

30分のイベント時間中、なんと1人でしゃべりっぱなし!!

 

私のイメージでは、司会者が質問し、それに一言、二言答える

のが繰り返されるものだったのですが、全然違いました。

司会者もいたのですが、

「その司会者が話す時間さえももったいなく、

その分まで、私がしゃべります!!」

といった気迫を高橋さんから感じました。

 

結局30分間、びっしり、ぴったり話倒してイベントは終了。

そのサービス精神、プロ意識に圧倒されました。

高橋さんの講演会、トークショーはものすごく評判がいい

という噂は聞いていましたが、なるほどと納得しました。 

 

元々の人間性がいいのは言うまでもないのでしょうが、

ラソンも現在のお仕事でのご活躍も、

ご本人の努力の賜物なんでしょうね。

 

私も見習わないといけません。

録画したこの番組を定期的に観て、

自分に喝を入れようと思います。