本日1月28日に開催されます
「第43回 大阪国際女子マラソン」
パリオリンピック出場権を懸けたこの大会。
優勝候補と見られるのが
ダイハツ松田瑞生
天満屋前田穂南
積水化学佐藤早也伽
の3選手。
そしてその勝負の行方を大きく左右すると思われるのが
ペースメーカー
の存在。
今大会では7名の選手がペースメーカーを務めますが、
そのうちの一人が
積水化学新谷仁美選手。
第43回大阪国際女子マラソンでは、新谷仁美らがペースメーカーを務める。
— 大阪国際女子マラソン (@owm_ktv) 2023年12月26日
日本選手が今大会でパリ五輪代表候補に名乗りを上げるためには、2時間21分41秒の設定記録を突破する必要があり、高速レースが展開される先頭集団をサポートする。https://t.co/kKQHaj8ZpJ
佐藤早也伽選手が出場するレースのペースメーカーを
新谷仁美選手が務めると聞いて思い出されるのが、
2020年12月に開催された
「第104回日本選手権長距離 女子10000m」。
新谷仁美選手が2位以外の選手全てを周回遅れにして
日本記録を樹立し、東京オリンピック出場を決めたこの大会。
この時に2000mまで新谷選手を引っ張って先頭を走ったのが
佐藤早也伽選手。
ここで私が3年経った今でも
まだ気に掛かっていることがあります。
それはこの時、
佐藤早也伽選手自身も
オリンピック出場の可能性があったにもかかわらず、
それを犠牲にしてまで
新谷選手のペースメイクに協力したのではないか。
ということです。
このレースで佐藤早也伽選手は
東京五輪参加標準記録31分25秒00にあと5秒と迫りました。
もし新谷選手のペースメイクに協力することなく
スタートから自分の走りに徹していたとしたら、
参加標準記録をクリアすることができていたのではないか。
そうすればその後、東京オリンピックに10000mで出場する可能性が
大きく膨らんでいたのではないか。
今なおそんなことを考えてしまいます。
レース直後には新谷選手が真っ先に佐藤選手に駆け寄り、
感謝の思いを伝える姿がありました。
日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF)
【第104回日本選手権長距離】女子10000m 決勝
あれから3年。
今度はパリオリンピック出場権獲得に
佐藤早也伽選手が挑みます。
あの時の感謝の思いを、
新谷仁美選手が走りで佐藤選手に伝えてくれるのではないかと思います。
大阪国際女子マラソン【公式】
佐藤早也伽選手 1月28日(日)第43回大阪国際女子マラソン
大阪国際女子マラソン【公式】
最強のペースメーカー新谷仁美 1月28日(日)第43回大阪国際女子マラソン