一年後の明日、青森から下関まで走ります!!

2021富士山女子駅伝は名城大が4連覇!各選手のおもしろ感動エピソード紹介☆20220109

 

2021年12月30日に開催されました

富士山女子駅伝

(2021全日本大学女子選抜駅伝競走

www.fujitv.co.jp

f:id:ichiashi:20220109081835j:plain

結果は名城大4連覇!!

10月の全日本大学女子駅伝の5連覇に続いての優勝。

これで4年連続の2冠達成となりました!!

 

そこでこの記事ではテレビ中継を観た感想と、

名城大を中心に各選手のエピソードをお伝えいたします。

 

大会結果、詳細についてはこちらの日刊スポーツの記事に詳しく掲載されています。

www.nikkansports.com

www.fujisan-joshiekiden.jp

 

 

さてまずは1区。

名城大の1区は1年生の谷本七星選手。

10月の杜の都駅伝でも名城大の1年生でただ一人出場し、

なんと区間新での区間賞!

今大会でも重要な1区を任されました。

結果は今回も区間賞と見事な走りを見せてくれました。

 

そしてその走りと同じくらい印象に残ったのが

ランナーらしからぬ眼鏡姿インタビューでの受け答え

 

フジテレビ佐野アナウンサーからの

「普通のメガネですよね?後ろで結んでいるんですか?」

との問いに、

『いや、全然普通の、ツルツルの・・・。』

とおもむろにメガネを外して見せる谷本七星選手。

「え!?取れるんですか?」と驚く佐野アナ。

「落ちない?」と聞かれると、

『落ちないですけど、中々動きます!』

と自ら手でメガネを上下に動かして見せる谷本七星選手!

 

この佐野アナとのメガネ芸でのやりとりが面白かったです!

(思わずめちゃイケを思い出してしまいました。)

YouTubeでランニングや趣味について語ってくれたら

とても人気が出そうな谷本選手。

これからが楽しみですね。

 

インタビュー動画追加しました!

 

 

続いては2区。

名城大の2区は4年生の高松智美ムセンビ選手。

高松選手は残念ながらこれで競技引退。

なんでも大学入学時に、大学4年間で陸上競技生活は終わりにすると決めていたとのこと。

この4年間中心選手として活躍してきただけに本当に寂しいです。

 

そんな高松選手といえば、前回大会は1区で出場。

1.4km地点からの早すぎるスパートには度肝を抜かれたのですが、

実はあれは高松選手がスパート位置を間違えたとのこと。

米田監督からの指示はもう少し先だったという話が事前番組でありました。

 

高松選手のお父様はケニアの方で元マラソン選手。

親子2代に渡っての素晴らしい飛び出し。

壮大な伏線回収「#飛び出したムセンビ」でした(違うか)

 

高松選手、これまで本当にお疲れ様でした。

 

 

続いては3区。実はこの3区に、

今大会一番の感動ポイントがありました。

 

名城大の3区は4年生の井上葉南選手。

井上選手もこれで陸上競技を引退。

同じ4年生の高松選手からの襷リレーです。

 

解説の増田さんによると、井上選手は卒業後警察官になるとのこと。

すると画面の井上選手紹介テロップに、

『将来の夢は「白バイ隊員になり駅伝を先導すること」』

との表示が。

 

これまで駅伝を頑張ってきた選手が、今度は白バイ隊員として駅伝に。

 

そんな未来の姿を想像してジーンとする私。

 

するとここで追い打ちをかけるように

実況の酒主アナウンサーから井上選手のエピソードが紹介されます。

 

「このラストイヤーは不調から中々抜け出せず、10月の全日本も走れませんでした。
走るメンバーが仙台へ出発した後、母から1通の手紙が届きました。
それは小学6年生の時に自分が書いた『10年後の自分へ』という手紙。

『小6の私は陸上競技を一生懸命がんばっています。
どんなことも目標に向かって絶対に後悔しないようにしてください。』

その手紙を、井上は泣きながら読んだといいます。
10年前の自分に今もがんばっているよと伝えたい。
その想いで今日、準備をしてきました。さあ、ラストラン!」

 

私の涙腺はここであえなく崩壊してしまいました。

ズルいですね、こんなの。反則級のエピソードです。

 

そんなこれまでの陸上人生集大成の今大会。

気迫溢れる走りで最後に見事な区間賞。

井上選手、これまで本当にお疲れ様でした。

 

 

続いては4区。

名城大の4区は3年生の山本有真選手。

杜の都、富士山に1,2年生で過去4回全て出場。

そのうち3回区間賞と圧倒的な実績。

 

にもかかわらず、以前こちらの記事でも紹介しましたが

その後一度陸上競技生活から離れることに。

ichiashi.hatenablog.com

www.asahi.com

 

実況の酒主アナから以下の話が。

「今年の初め(2021年1月)。2か月ほどチームから離れていました。
富士山は3年連続の4区。しかし去年区間記録を更新できずタイ記録でしたが
ある程度の満足感を得て、この陸上へのモチベーションが無くなってしまったという話でした。」

そして解説の高橋尚子さんから、名城大の米田監督の以下の話が。

「2か月離れたら以前だったら絶対に部に入れさせない。
けれども彼女は非常にやる気を持って帰ってきた。
練習では手を抜かないし、どんな練習でも余裕を持ってこなしている。
今一番勢いのある選手。」

さらに酒主アナから、山本選手本人からの話が紹介されます。

「離れていたチームに戻る時、『戻るなら覚悟を持ってやってね。』と和田キャプテンから連絡が来ました。
この言葉のおかげで覚悟を持ってチームに戻ることができ、今年の躍進に繋がりました。」

「走りたい。」と戻ってきた山本選手はその後自己ベストを更新。

今大会でも区間賞と見事に結果を残しました。

そして襷をつないだのがその和田キャプテン。

 

 

ということで5区。

名城大の5区は4年生の和田有菜選手。

「やるべき事はやって来た。一番長い距離を走れることに感謝してキャプテンとしての走りを見せたい。」

という和田選手。

高松選手とともに、1学年上の加世田選手に続くスーパールーキーとして名城大に入学して早4年。

和田選手らしい素晴らしいキャプテンになりました。

 

走りの方でも、同じ5区の不破選手ばかりに注目が集まりましたが

和田選手も区間新記録となる素晴らしい走りで結果を残しました。

そして大学4年間の駅伝で全て優勝。

素晴しすぎます!!

www.sponichi.co.jp

 

 

そして6区。

名城大の6区は2年生の増渕祐香選手。

増田明美さん情報によると、

米田監督曰く襷の付け方がチームで一番ヘタクソ。

全日本ではアンカーなのにゴール直前まで襷が裏返っていて、

走りながらチームメイトから言われてなんとか直してゴールしたとのこと。

また、性格は明るく、ずーっと喋っているとの話でした。

 

1年生から全日本、富士山と3大会連続区間賞。

今回は惜しくも区間2位でしたが、これからの2年間も楽しみです!

www.sponichi.co.jp

 

 

最後にアンカー区間の7区。

名城大の7区は3年生の林成美選手。

www.rikujyokyogi.co.jp

 

12月に不破選手が1万メートルで日本歴代2位、学生新記録を出して話題になりましたが、

それまでの学生記録がこの小林選手が7月に出したもの。

2022年のオレゴン世界選手権の参加標準記録を突破しているこちらも注目の選手。

ichiashi.hatenablog.com

夏以降はワクチンの副反応により練習ができないことがあった。
そんなとき支えになったのが同じ3年生の仲間。
がんばっている姿を見て刺激を受けた。
相談もよくするし、プライベートでも大切な仲間。

と実況から小林選手についての話が。

そのためか10月の全日本では調子は今ひとつのようでしたが、

今大会ではきっちり区間賞を獲得。さすがですね。

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圧倒的な強さの名城大の勢いはまだまだ続きそうです。

www.rikujyokyogi.co.jp

 

こちらの名城大学生による記事も読みごたえたっぷり。

www.meijo-u.ac.jp

 

 

 

さて今回の2021富士山女子駅伝

名城大の4連覇と並んで忘れてはいけないのが

拓殖大学のスーパールーキー、

不破聖衣来選手。

全日本大学女子駅伝に続いて今回もやってくれました!

10人抜きでまたも区間新記録!!

一体今後どこまで速くなるのか。

あと怖いのは故障だけ、というところでしょう。

www.rikujyokyogi.co.jp

 

でその記録も凄かったのですが、

この5区ではとても印象的な場面が

 

それは不破選手の2秒後に襷を受け取った大東文化大4年生の鈴木優花選手。

鈴木選手は過去3年間で全日本、富士山に全6回出場。

そのうち5回が区間賞というスーパー選手!

しかし10月の全日本では、自身が区間新を出した直後に

同じ区間を走ったその不破選手にそれを上回る記録を出され区間2位に

 

その悔しさの為かはわかりませんが、

鈴木選手は走り出すと猛スピードで進み、

前を行く不破選手を抜かして前に出ます!

あの不破選手を抜かすわけですから、それはもう物凄いスピード!

 

おそらく不破選手は駅伝で初めて他の選手に追い抜かれたことになります。

しかし不破選手も負けてはいません。

すぐに鈴木選手に追いつき横に並びます。

 

この最初の1kmのタイム。

なんと不破選手2分59秒!

対する鈴木選手2分57秒!!

 

そしたらここからがすごかった!!

両者横並びのまま一歩も引きません!!!

二人で並走したままグングン進み、前の選手を次々に抜かしていきます。

追い抜かれた東洋大学の選手が思わず二人を

二度見してしまうほどのド迫力!

 

しかしこの一番いいところでまさかのCMへ。

二人の並走しているところをもっと見ていたかったですね。

4年生と1年生ということで、これが二人の学生最後の直接対決。

後世に語り継がれるであろう、忘れられない名シーンでした。

www.sponichi.co.jp

 

 

最後に、

富士山女子駅伝の事前番組、富士さんぽも面白かったです!

立命館OG佐藤成葉選手と名城大OG加世田梨花選手による

夢の襷リレーは駅伝ファン必見!

ちなみに両選手の後輩からのタレコミによると、

佐藤成葉選手は”あざとかわいい”。

加世田梨花選手は”お寝坊さん”。

とのことでした。

www.youtube.com

 

選手、スタッフ、関係者の皆様。

お疲れ様でした。

また2022年大会も楽しみにしています。

 

 

 

2020富士山女子駅伝の感想はこちら↓

ichiashi.hatenablog.com

 

富士山女子駅伝全日本大学女子駅伝杜の都駅伝の違いについてはこちら↓

ichiashi.hatenablog.com

 

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